「次の半減期が近いらしい。半減期ってアツいらしいよ!」
「ビットコインの価格がまた上がった!」
仮想通貨のニュースでよく聞く「半減期(はんげんき)」。
私は大学で放射線系の専攻だったので、響きが懐かしかったです!!
なんてことはどうでもよくて・・・
ビットコインの半減期という言葉を耳にしても、
「なにが半分になるの?」
「半減期がくると、どうして価格が上がるの?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マイニング報酬の減少、ビットコインの希少価値の上昇、そして過去の半減期と年別の利回りをふまえて、初心者でもスッと理解できるように解説していきます!
1. 「半減期」ってそもそもなに?
ビットコインは、世界中のマイナー(採掘者)が取引の正しさを確認し、ブロックチェーンに記録することで成り立っています。この作業を「マイニング(採掘)」といい、成功したマイナーには「報酬としてビットコインが与えられる」仕組みです。
そのマイニング報酬が、約4年ごとに半分になることを「半減期」といいます。
年 | マイニング報酬(1ブロックあたり) |
---|---|
2009年(リリース時) | 50 BTC |
2012年(第1回半減期) | 25 BTC |
2016年(第2回) | 12.5 BTC |
2020年(第3回) | 6.25 BTC |
2024年(第4回) | 3.125 BTC |
つまり、時間がたつほど新しく生まれるビットコインの数が減るということ。これが「半減期」の正体です。
「報酬が減るなら、マイナーが減るのでは?そのうちビットコインは崩壊するんじゃない?」
と思った方、非常に鋭い考察ですが、結論は「No」です。
理由は下記の2点です。
①半減期後には、過去の傾向としてビットコインの価格が上昇することが多いです。
価格が上がれば、報酬が半分でも「円やドルで見たら収入が増える」可能性があります。
②トランザクション手数料(ネットワーク手数料)も受け取ることができます。
これはビットコイン送金時に発生する微小の手数料です。
1件の送金では微小な金額ですが、世界中の多くの投資家たちが莫大な数の送金を行っているので
塵つも理論で大きな報酬となります。
2. 半減期が来ると、なぜ価格が上がるの?
① ビットコインは「発行枚数に上限」がある
ビットコインは、最大で2100万枚までしか発行されません。これはプログラムで厳密に決められています。つまり、これ以上は増えない=希少価値が高いということです。
② 半減期で「新規供給」が減る
マイニング報酬が半減することで、1日に新しく生まれるビットコインの数も少なくなります。たとえば2024年以降は、1ブロックあたりの報酬が3.125 BTCにまで下がりました。
すると、供給が減る一方で、需要(買いたい人)は変わらなければ、価格は上昇しやすくなるというのが経済の基本原理です。
これは、まるで「毎年収穫できる果物の木が年々実を減らしていく」ようなもの。実が少ないのに食べたい人が多ければ、その果物は高く売れるようになりますよね。
3. 過去の半減期とその後の価格推移(年別利回り)
実際に、過去のビットコインは半減期の前後に大きく値上がりしてきた歴史があります。
半減期 | 半減期時の価格 | 翌年最高値 | 利回り(ざっくり) |
---|---|---|---|
2012年11月 | 約12ドル | 約1100ドル(2013年) | 約90倍 |
2016年7月 | 約650ドル | 約2万ドル(2017年) | 約30倍 |
2020年5月 | 約9000ドル | 約6.8万ドル(2021年) | 約7.5倍 |
2024年4月 | 約6.5万ドル | 約11.7万ドル(進行中) | 今後に期待 |
※利回りは目安であり、投資を保証するものではありません
ただし、注意点もあります。
上記のように翌年にかなり利回りが高くなるためか、
翌々年には価格が下落しています。
ビットコイン半減期の2年後の利回り
半減期の年 | 2年後 | 始値(1月1日) | 終値(12月31日) | 年間利回り | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2012年 | 2014年 | $770 | $320 | −58% | 2013年バブルの反動 |
2016年 | 2018年 | $13,880 | $3,740 | −73% | 2017年バブル崩壊 |
2020年 | 2022年 | $46,300 | $16,500 | −64% | 2021年バブルの反動 |
2024年 | 2026年(予想) | ? | ? | ? | 過去の傾向から調整局面の可能性 |
このように、半減期後の1~1.5年ほどで大きな価格上昇が起き、2年後下落する傾向があります。
もちろん今後も必ず上がるとは限りませんが、ビットコイン投資の大きな注目ポイントのひとつになっているのは確かです。
4. 半減期の影響を受けるのは価格だけじゃない?
半減期の影響を受けるのは価格だけではありません。
マイニング報酬が半分になるということは、マイナーの収入も半減するということです。そのため、
- 電気代や設備コストが高いマイナーは撤退
- 採算が合わないマイナーが減ることで、競争が緩和
という動きも起きます。これにより一時的にネットワークの安定性が変わることもあります。
5. 初心者が気をつけるべきポイント
半減期=必ず儲かると思って、無理な投資をするのは危険です。以下の点を意識しましょう。
- 半減期後すぐに価格が動くとは限らない ←私が初心者の時失敗しました…
- 短期ではなく、中長期の視点が大事
- 半減期の前年は価格が下落しやすい
- 原理的には希少価値があがるが、過去のパターンは将来の保証ではない
価格変動が激しいため、投資は余剰資金で、分散して行うことが基本です。
6. まとめ|半減期はビットコインの価値を支える重要なイベント
ビットコインの半減期は、
- 新規供給のペースを抑え、
- 希少価値を高め、
- 結果的に価格が上がりやすい要因になる
という、ビットコインの設計上の重要な仕組みです。
今後の投資や売買のタイミングを考えるうえでも、「半減期」の知識は必須です。
初心者の方も、この基本を押さえておけば、仮想通貨投資のニュースをより深く理解できるようになります。
補足:次の半減期はいつ?
2024年4月に直近の半減期があったばかりです。
次の半減期は2028年ごろ。ちなみに半減期の2年後は2026年です。
今が半減期の翌年でしっかりバブル到来しているので、2026年も従来通り過熱感があると思われます。
本記事で学んだことをしっかりと覚えておけば、
立ち回りによって利回りを上げることができるかもしれないですね!
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